トレードをする上でインジケーターはその性質を正しく理解していないと機能しなかったりダマシにあってしまうと言われているらしい。普段トレードで使わなくてもインジケーターを見てトレードしている人は多いため有名どころは知っておく必要があるそう。なので、今日から少しずつ学んで行こうと思う。
移動平均線(MA)
・Moving Average
・過去のある一定期間にわたり為替レートの終値の平均値を求め、それを線で結んだもの
・たとえば期間を10日の場合、過去10日間の終値すべてを足してそれを10で割った数すなわち平均値をプロットする。翌日以降は1日ずつずれていくのでこれを線で結んだものを言う
・移動平均線と値動きを用いてグランビルの法則に応用できる
・計算対象の期間が長くなるほど変動が緩やかになり、価格の変動に対して反応が鈍くなる
移動平均線の種類
・単純移動平均線(SMA)、加重移動平均線(WMA)、指数平滑移動平均線(EMA)などがある
・単純移動平均線(SMA):一定期間の為替の平均値をそのまま平均したもの
・加重移動平均線(WMA):最近の価格を最も重視して古い価格ほど影響度が少なくなるように比重をかけて計算している。SMAよりは市場の変化に敏感だが、急激な変化には付いていけないことがある
・指数平滑移動平均線(EMA):WMAよりもさらに直近の価格に比重を置き、かつ期間外の価格も考慮に入れている。トレンド転換点の見極めに適している
・市場の変化への敏感度・ダマシの多さ SMA<WMA<EMA
移動平均線の設定
・◯日移動平均線: 過去◯日間の為替レートの平均値が表示される
・◯期間移動平均線: ローソク足◯本分の平均値が表示される
・MT4上で設定する際は、たとえば日足で期間75と設定すると75日分のローソク足を平均したものを表示しているということになる
・日足での期間75 = 4時間足での期間450 = 1時間足での期間1800 = 5分足での期間21600いう計算になる
移動平均線が使える場面
トレンドがでている時。
たとえば以下だと、トレンド相場で移動平均線に触れたとき矢印部分で売っていこうかなーという判断に使ったりする。
基本的に過去の値動きから算出されるのでリアルタイムのチャートからは遅れて動く。そのためレンジ相場ではチャートとは逆を行ったりなどして移動平均線だけ見てトレードしたりすると往復ビンタ状態になる可能性が高い。↓